一般的なイギリス軍のNo.2 バラックパンツとは似て非なる、60年代モデルのような大きなベルトループが特徴のウールドレスパンツ。イギリス軍のドレスパンツは年代によりディテールが異なりますが、このタイプは今まで見た事がありません。NEATのようなフロントのインサイドツータックは立体感と迫力が出ると共に、履き心地の良さを保証してくれます。YouTuberのゆーみんさんも各年代のNo.2ドレスパンツを紹介されていましたが、ツータックは40年代のモデルにしか見られないディテールで、本物に謎の多いモデルです。また特筆すべきは使用されている生地。一般的なバラックパンツはカサッとしたウールが特徴ですが、こちらはモヘアのような、ふんわりと柔らかなウールになります。軍モノでこの肌触りのパンツは他にあまり無いかと思います。奥行きのあるソフトカーキのカラーも上品でモードな雰囲気を感じさせます。現代的な太めのシルエットから少しテーパードした綺麗なシルエット。脇でボタンで調節できるアジャスターで、ベルト無しで着用できるのも良いですね。クラシックタイプの持ち出しも雰囲気抜群です。ウエスト80㎝股上31㎝股下79.5㎝太もも幅31㎝裾幅22㎝少しディテールが異なりますが、ゴールデンサイズのウエスト84、股下71も持ってます。ヴィンテージにも関わらず、どちらも状態はデッドストックのように良好です。コモリ、ナイジェルケーボン、LENO、オーラリー、ウティもユーロミリタリーがデザインソースになっており、アメリカ軍のモノとは違い、土臭さの中にも品の良さがあるのが魅力。グルカパンツのようにアジャスターでウエストを調節出来るデザイン。グルカはキャプテンサンシャインでも人気ですね。ユーロミリタリーはイギリス軍やフランス軍をはじめ、ドイツ軍、イタリア軍、オランダ軍、ベルギー軍、スウェーデン軍、ロシア軍、チェコ軍、スイス軍などが流通していますが、デザインや縫製、生地の質、現代のファッションとしても通用する完成度という意味では、やはりイギリス軍とフランス軍が断トツでしょう。ミリタリーライクなCIOTAやエンジニアードガーメンツやアナトミカ、へリル、アプレッセはもちろん、ブラームスやスティルバイハンド、アンフィルなどクリーンなスタイルがお好きな方にも。