■ 日本古画 本物 ■ 伝:仙厓義梵筆 菊画賛 “きかぬ振して菊の花” <221029042>

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(株)賢祥堂美術 オークション
Gallery KENSYODO Auction 
*■ 日本古画 ■ 伝:仙厓義梵筆 菊画賛 “きかぬ振して菊の花” <221029042>*



  作品データ

本紙 97.1cm×29cm

軸 173.9cm×32cm


経年による古色が加わっています。
画像にてよくご確認の上、不明な点についてはお問い合わせください。



仙厓義梵(1750~1837)


江戸時代後期の臨済宗の僧。
農民井藤甚八の子として美濃国武儀郡で生まれた。
11歳の頃清泰寺において臨済宗古月派の法を嗣ぐ空印円虚について得度し、
臨済宗の僧となった。
19歳の時、武蔵国久良岐郡永田(神奈川)の東輝庵に住する
月船禅彗のもとで修行をはじめ、その後印可を受け、
月船が示寂した天明1年、32歳のとき同寺を出て行脚の旅に出る。
39歳より博多の聖福寺の盤谷紹適の法嗣となる。
住持を23年務め、一応の引退となる。
88歳で遷化するまでに、多くの洒脱・飄逸な絵画(禅画)を残す。
本格的に絵を描き始めたのは40代後半になってからと見られている。
仙厓の絵は生前から人気があり、一筆をねだる客が絶えなかった。
83歳の時、庭に「絶筆の碑」を建て断筆宣言をしたが結局やめられず、
没年まで作品は残っている。
また狂歌も能くし、一例として、
絵を依頼に来る者が後を絶たないことについても、
「うらめしや わがかくれ家は雪隠か 来る人ごとに紙おいてゆく」と
誰もが来ては紙を置いていくことを自分の家を便所に擬えた狂歌を残している。
昭和初期に「仙厓ブーム」ともいえるほど仙厓の研究熱が高まった時期があり、
多くの作品が各地から発見され、逸話や論説が乱立した。
仙厓の絵のコレクターとして出光佐三が知られ、
そのコレクションは東京の出光美術館に収蔵されている。


※タイトル末尾の数字は管理番号です。


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